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よう壁出来てきました。

擁壁って書きます。
擁の字が常用漢字じゃないらしく
何年か前から よう壁 と書かれるようになりました。
どーでもいいじゃんね。

てな事で 鉄筋組ました。

こいつがコンクリートの骨になります。

こいつがある無しで 強度がえらく変わります。

基本 コンクリートはつぶされる力には強いです。

が 引っ張られる力には えらく弱いです。

クサビを入れられると いとも簡単に割れて離れてしまいます。

これを補うために 鉄筋を入れます。

捕まる所 引っかかる所を増やして離れるのを防ぐのです。

これ以上のコンクリ語りはボロが出るので偉い人に任せるとして。

鉄筋が綺麗に組めていない業者には注意しましょう。

鉄筋が雑だと均等に力が掛からないので割れや耐用年数の減少など

悪い影響を及ぼします。

擁壁はきちっとした業者を選びましょう。

家の基礎になりますからね。基礎の基礎が1番大事です。

こんな感じで 証拠写真

材料が仕様通りか? ピッチは適切か?

そんな所を映します。

開口は補強筋を入れます。

コンクリ被りと言って 鉄筋の表面から地面まで何センチ開いているかを計ります。

通常仕上がりコンクリ面が土などの場合6cmが適当とされています。

空気に接する場合5cm被っていれば 良いようです。

今回は施工誤差を加味してかぶりを7cmにしてほしいとの事だったので

そのような 施工になっています。

コンクリート被りは鉄筋のさびと密接に関係しています。

鉄筋がコンクリ内部でさびると 爆裂現象と言ってコンクリが鉄筋から剥離します。

剥離した所からさらに錆が広がり壁表面が崩壊していきます。

鉄が錆びると径が膨らみます。

錆びはもろいのでコンクリと一緒にはがれます。

鉄筋の表面に錆という小さなクサビを打っているのです。

さっきも言いましたがコンクリは引っ張りに弱いので 錆程度の力で剥がれてしまうのです。

だから 鉄筋を錆びさせない 酸化させない。 水密性 気密性が必要なんです。

それが6cmのコンクリ被りです。

町で鉄筋が見えちゃってる壁を見たらコンクリの厚みを見てください。

薄いはずです。3cmは爆裂します。

自宅を作る時は注意してみましょう。変だと思ったら すぐ担当に言って是正させましょう。

鉄筋が終わったら生コンです。

今回はポンプ車で打ちました。

楽だよねー。欲しい所においてくれるんですもの。

ポンプ屋ラブですね。

アルミのトンボ小手でサササっと均します。

上手ですよねー。

私はこれ下手なんで触りません。

余計なことはせずプロに任せましょう。

見る見る綺麗になりました。

ベースコンクリート完成!

今度は立ち上がりの 型枠と生コンです。

もうじき終わりです。

暑くなってきましたが 最後まで無事故で頑張りましょう!

気を付けよう 熱中症と コン被り。

では ご安全に!