塗装をしてしまっているので 塗装を落とすついでに けがく事にしました。
壁や地面なんかをガガガっと壊している機械を町で見かけた事はありますか?
あれの小さいので壁を少しづつ壊して凸凹を作ってやります。
凸凹がないと モルタルを塗った時に食いつかず おっこちてしまいます。
余り激しく削っても今度は 塗り厚が変わり過ぎてきれいに仕上がりません。
乾く時間もまばらになる為 難易度が高くなります。
まんべんなく 平らな凸凹になるように 壊します。
ハンマードリルっていう 機械なんですが 値段も結構します。
サンダーのダイヤモンドの刃で切り傷をつけるだけでも 全然付くので
安価で手軽に塗るならそれで良いと思います。私も時間がない時はサンダーだけで
塗る時もあります。
これはサンダーで細かいペンキを落としてる所。
これで横筋をいっぱいつけれてもOK。
でも こいつは すごいホコリを出すのとカスを巻き散らかすをで回り近所に配慮して
作業しましょう。養生を忘れずに。
あと 写真では安全カバーついてません。これダメです。カバーつけましょう。
手袋は最近の安全業界の流行りで 回転工具は手袋の巻き込まれが危ないので外しましょう
的な流れになってます。切れるのも嫌じゃんね。
どっちもどっちな感じです。偉い人考えはわからんです。
きれいに塗装を落として ホコリを掃除したら ノリを塗ります。
アクリル系のノリです。 木工用ボンドみたく乾くと透明になり ペタペタします。
刷毛でゴシゴシ行きます。
こんな感じ。ちゃんと乾いて透明になってから塗るのが好ましいっぽいです。
乾きすぎもダメみたいですね。ペタペタしているうちにモルタルを塗りましょう。
ノリです。ハイモルエマルジョンです。この他にハイフレックスってのもあります。
用途は丸被りなんでどっちを使っても大差ないと思います。
強度うんぬん言ったらカチオンってのを塗ってしまいますしね。
とりあえず書いてある通り水に混ぜて塗って そのエマルジョン水溶液でモルタルを作ります。
乾いた所。これで1時間おいた感じです。
このくらいなら レッツ 左官です。
ノリの入った水でモルタルを作りましょう!
はいー。塗れました。
大分 ハショられましたね。
これ 下塗りです。既存より1cm大きくするので1cm多く壊しました。
なので 2cm盛りますた。 2cmと聞くと指の第1関節くらいなので
大した事ないと思いますが 壁を塗ると結構大変な厚みです。
地球には重力があります。重いと落ちます。
今回はあまり時間がないのでベースモルタルという材料を使いました。
骨材が軽いので 1回で厚塗りができます。写真のこれは1発2cm塗です。
骨材の硬さ重さで モルタルやコンクリの強度は左右されます。
強度を必要とする所にベースモルタルなんかの軽量コンクリートは使わないように
して下さい。取れます。 砂とセメントで頑張ってください。
私の師匠は砂とセメント以外で壁は塗りませんでした。
ごめんね師匠。私ズルしてます。
で 仕上げでハイモルっていう 薄塗材で化粧します。
これも昔の人から言わせるとズルだそうです。
でも技術は進化するんだから いいんじゃ!と言い聞かせながら塗っていきます。
♯の後の数字が細かさを表しています。
10番が細かくて 30番はちょい粗目です。20だからその間って感じです。
10は細かすぎて少し塗りづらいかもしれません。ひっぱっちゃうんですよね
コテ離れが悪いってかコテ使いがうまくないとつらいです。
30番は下塗りには良いけど 仕上げにしては肌が荒いかな。
笹久保土建では 石積みの目地とかによく使ってます。
塗れる厚みが書いてありますが ガセです。ガセネタです。
うまい人用の表示なので信じてはいけません。ガリガリの薄塗を何回も塗った方が
綺麗に仕上がります。
材料の硬さはヤワめが良いと思います。サンマー麺のとろみ位が良いと思います。
これも路盤と一緒で下地が平らでないと きれいには仕上がりません。
薄塗なんかダメならはがしちゃえばいいんです。
下地に時間をかけてきれいに仕上げてください。
で ペンキを塗って完成。
頑張った割には違いが判りません。
夜 光る塗料で塗りましたが 夜見ていません。
機会があったら見に行こうと思って早1週間 行かないもんですね。
自宅の壁が少し割れている程度ならDIYで直してみてはいかがですか?
モルタルを塗る前は 必ずアクリルノリを付けましょう。
防水にもなるので鉄筋なんかの防錆性も上がるしモルタルに混ぜることで
水密性も向上します。
ムズイなと感じたら 笹久保土建にご用命を!
陽気が良い時は いい仕事しますよ!
よろしくお願いします。
壁を少し直します。1cmづつ大きくします。
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